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ハンバーガーの値段で世界の物価水準をみてみよう
ダイヤモンドプリンセス号が横浜港にきて2年、早く制約がない日常を取り戻せると良いですね。
ところで最近、円の実効レートが50年前の水準となり、私たち日本人の対外的な購買力が下がっているという記事をよく見かけるようになりました。
海外に行ったときに昔よりも物価が上がったと感じることも多いかもしれませんね。
日本人の購買力が下がってきている
2021年12月27日 朝日新聞
https://e-letter-jp.com/servlet/front?id=33990&uc=9sk91.12no2t.95b680plyaud.kznifhs1
2022年1月22日 日本経済新聞
https://e-letter-jp.com/servlet/front?id=33991&uc=9sk91.12no2t.95b680plyaud.kznifhs1
ただ、円の実力が50年前の水準と言われてもピンとこないかもしれません。
そこで少し面白い円の購買力を見るサイトを紹介します。
ビックマック指数を見てみよう
イギリスの著名経済誌「エコノミスト」が公表しているビックマック指数です。
ビックマックのように世界中どこでもほぼ同じ価値のものの値段を比べることで各国通貨の購買力や物価を知ることができます。
https://e-letter-jp.com/servlet/front?id=33992&uc=9sk91.12no2t.95b680plyaud.kznifhs1
アメリカでビックマックを買った場合を見てみましょう。
ページを開いたら最初に「Choose a base currency」をJapanese yenにします。
パソコンの方は左の国一覧からUnited Statesを選びます。
スマホの方は「Compare to」からUS dollarを選びます。
グラフの下の文字を読むと、アメリカで5.81ドル、日本では390円とあります。
現在のドル円相場を1ドル=114円とすると、5.81ドルは662円(5.81×114)、かなり高いと感じるのではないでしょうか?
2000年4月のビックマックの金額はどうだったんだろう?
では昔はどうだったか見てみましょう。
パソコンの方は上のほうにある「Show index at」からApr2000を選びます。
スマホの方はグラフの下、左の「Show index at」からApr2000を選びます。
グラフの下の文字を読むと、アメリカで2.51ドル、日本では294円とあります。
2000年4月の為替レートを107円とすると2.51ドル=268円と日本よりも安くビックマックを買うことができたということがわかります。
この間、日本のビックマックは約1.3倍の値上がり、一方アメリカでは約2.2倍の値上がりになっています。
こうしてみると確かに円の購買力は落ちていることがわかります。
海外から見ると日本の商品やサービスは、その質に比べて価格がすごく安く感じる、というのも「インバウンド」、「爆買い」、の要因かもしれません。
世界で一番ビックマックが高いのはスイス
世界で一番ビックマックが高いのはスイスで6.5スイスフランです(ベネズエラが一番に表示されていますが年1000%以上のハイパーインフレなので除きます)。
円に直すと約800円(1スイスフラン=123円)。
海外旅行に行ったときには、ハンバーガーくらいはお財布を気にせずに食べられるよう円の購買力が回復して欲しいですね。
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