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高校生が習う金融教育基礎知識
今年から始まった高校での金融教育基礎知識
まずはお金に関する簡単なクイズです。
就職先から月給は20万円と言われた。毎月20万円までなら使って良い。〇か×か?
毎月残った金額を貯蓄していくと、貯蓄を増やしやすい。〇か×か?
確実に儲かるという投資を紹介され、リスクがないなら安全だと思って始めた。〇か×か。
これらは金融庁が、今年から始まった高校での金融教育基礎知識(家庭科)のために作成した、補助教材「高校生のための金融リテラシー講座」の一部です。
金融教育講座内容
講座は以下の全7章からできています。
第1章 家計管理とライフプランニング
第2章 「使う」
第3章 「備える」
第4章 「貯める・増やす」
第5章 「借りる」
第6章 「金融トラブル」
第7章 まとめ
全体を見てみると高校生でもわかるようにやさしく、かつ基本的なところが網羅されていて、高校生だけでなく大人が再確認するにも良い内容だと感じます。
第3章の「貯める・増やす」を見ると、金利とは?といった言葉の意味、単利と複利の違いなどに続き、預金・債券・株式などの主な金融商品の特徴が安全性、収益性、流動性の面から整理されています。
例えば株式の欄を見ると、以下のように本来的な株式の意味・特徴が記載されています。
- 購入者(株主)は会社の一部を所有することになり、会社はお金を返す必要はない
- 会社が上げた利益に応じて配当などを受け取ることができる
- 会社の業績や、国内・海外の景気などによって、株式の価値(株価)も変動する
金利や返済回数による違いがわかる借金シミュレータもあり
文字の資料だけでなく、解説動画やスマホでできるシミュレーションもあります。
「安易に借りない 借金シミュレーター」では、金利や返済回数による返済総額の違いを簡単な操作で確認できます。
住宅ローンを組むときの目安にも使えそうですね。
高校生だけではなく親世代も一緒に学ぶ価値あり
本講座の目的をみると(「はじめに」に記載あり)、
- 自分の将来の暮らし方について考える(ライフプランニング)
- そのために必要なお金と、準備の方法(家計管理・資産形成など)を学ぶ
- 金融トラブルにあわないよう、手口や対処法を知る
とあります。
高校生だけでなく親世代も一度見ておいても良いかもしれませんね。
参考文献
高校向け金融経済教育指導教材
https://e-letter-jp.com/servlet/front?id=37204&uc=9us90.12mtus.9z894ee6caqq.l4dvmcow
高校生向け授業動画「高校生のための金融リテラシー講座」
https://e-letter-jp.com/servlet/front?id=37205&uc=9us90.12mtus.9z894ee6caqq.l4dvmcow
各種シミュレーション
https://e-letter-jp.com/servlet/front?id=37206&uc=9us90.12mtus.9z894ee6caqq.l4dvmcow
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