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生命保険を選ぶとき何から考えるのか
「保険って入っていた方がいいのかな~?」
人生において、頭をよぎる瞬間ってそれぞれあると思います。
でも、いろいろ種類がありすぎて、何から考えたらいいのか分からない、、、終了。ってこと、ありませんか?
今回は生命保険を選ぶときに、何から考えていけばいいのかをご紹介いたします。
生命保険を選ぶのは「どんなとき」「いくら」「いつまで」?
まずは「どんなとき」「いくら」「いつまで」お金が必要になるかを考えます。
「どんなとき」
- 世帯主が万が一死亡したとき
- 病気・ケガをしたとき
- 老後を迎えたとき
- 介護が必要になったとき
「いくら」
- 家族の生活費
- 入院費用
- 老後の生活費
- 介護費用等
「いつまで」
- 子供が成長するまで
- 公的年金がもらえるまで
- 一生涯等
不安に備えるために考えること「世帯主が万が一死亡したとき」
世帯主に万が一のことがあったときに、残された家族のことが一番気がかりですよね。
では、いくら準備すればよいのでしょうか。
「準備したい金額(必要保障額)」=「家族に必要となるお金」-「入ってくるお金」
具体的にどんな費用かというと、
「家族に必要となるお金」
- 家族の生活費
- 学校の費用
- 子供の結婚資金
- 住居費用
- 葬儀費用
- 予備費等
「入ってくるお金」
- 公的保証(遺族年金)
- 企業保障(死亡退職金・弔慰金等)
- 自己資産(預貯金・有価証券・売却可能資産等)
- 配偶者が勤務していた場合の収入・退職金
「保障期間は?」
- 子供が独り立ちするまで
- 配偶者が勤務している場合、退職するまで
- 一生涯
「保障の種類は?」
- 一定期間備えたい人→定期保険・収入保障保険・養老保険・変額保険(有期型)
- 一生涯備えたい人→終身保険・変額保険(終身型)
不安に備えるために考えること「病気・ケガをしたとき」
病気やケガをしたときに治療費が高額になることが心配ですが、公的医療保険に「高額療養費制度」があるので、1か月あたりに個人で負担する医療費は限度額が決まっています。
しかし、「食事代」「希望して個室などに入院した場合の差額ベッド代」「先進医療の治療費」「雑費(日用品代・交通費等)」は公的医療保険が使えません。
そのため通院期間が長くなったり、入院することになった場合は自己負担分が増えてくるので、公的医療保険でまかなえる部分以外を生命保険で備えていた方が、安心です。
「保障期間は?」
- 一生涯→高齢になるほど病気やケガで入院する率が増え、治療期間も長引くため
- 一定期間→高齢になると公的保障が手厚くなるので、預貯金で対応
「保障の種類は?」
- 病気やケガに備えたい人→医療保険
- がんなど特定の病気に備えたい人→がん保険・特定疾病保障保険
不安に備えるために考えること「老後を迎えたとき」
会社を退職した後、一番気になるのは老後の生活資金ですよね。
老後の大きな支えは、国からもらえる「公的年金」と会社からもらえる「退職金・企業年金」です。
「公的年金」には「国民年金(自営業者、学生、主婦等)」と「厚生年金(会社員、公務員、教員等)」があり、もらえる金額は年金の加入期間・生年月日・収入等で変わってきます。
「国民年金」は最高で年額約78万円、「厚生年金」は平均年額は男性約209万円、女性131万円です。
しかしながら、夫婦二人の最低日常生活費は年額約265万円ほど必要と考えられています。
老後に必要な生活費から年金を差し引いた金額は、預貯金や生命保険で補うことになります。
「保障期間は?」
- 一生涯→公的年金等では生活費が足りず不足分を受け取る
- 一定期間→退職から公的年金開始までの間受け取る
「保障の種類は?」
- 所定額の年金を受け取りたい人→個人年金保険
- 積極的に運用して年金を受け取りたい人→変額個人年金保険
不安に備えるために考えること「介護が必要になったとき」
65歳以上の人は介護が必要なった場合、「公的介護保険」があるので、介護サービス料金の1割(一定以上の所得者は2割または3割)の自己負担で利用ができます。
金額で言うと1か月あたりの自己負担は約5000円~約44000円になります。
ただし「公的介護保険」の対象にならない費用があります。
「継続的に支払うお金」
- 利用限度額を超えた介護サービスの利用料
- 施設に入所した場合の居住費、食費、雑費等
「一時的に支払うお金」
- 家の大規模なリフォーム代
- 有料老人ホームの入居一時金等
また、下記の方も公的介護保険からの給付はありません。
- 40歳未満の人
- 一定の病気以外の原因で介護が必要になった40歳~65歳未満の人
高齢化社会が進んでいる現在、公的介護保険で出費がどれだけカバーされるのか、生命保険を考えていかなければなりません。
「保障期間は?」
- 一生涯→高齢期の介護が心配な場合
- 一定期間→働き盛りでの介護が心配な場合や、公的介護保険が始まるまで
生命保険は40歳未満の人も加入でき、給付の対象も一定の病気に限られません。
「保障の種類は?」
- 介護保険
自分の年齢やライフスタイルによって選ぶ「必要な保険」
いかがでしたでしょうか?
万が一の備え、病気やケガへの備え、セカンドライフに向けた準備。
今自分に何が一番必要な保険か、選ぶ基準は見えてきましたでしょうか?
次回は「生命保険は見直しが必要なのか?」をご紹介いたします。